ディーン元気 メダル ロンドンオリンピック

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第一投目のとき、ちょっと冷っとした。

７１メートル５８という距離に本人も
納得がいかない顔つきだった。

ロンドンオリンピック男子やり投げの
ディーン元気選手。

メダルの期待が高いだけに
初出場からの緊張からかの失敗なのか

でも、二投目は82メートルを超える飛距離で予選突破！！

28年ぶりの決勝出場も目前となった。

他のアスリートもそうだけど
ディーン元気選手にとっても、オリンピックでのメダル獲得は悲願。

特に、父の母国でのオリンピック開催であるだけに
その思い入れは強いと思う。


家族はイギリス出身の父ジョン・ディーンさんを筆頭に
母、兄、姉の5人家族。

彼は、「ＬＯＮＤＯＮ　Ｇｏ　Ｂａｃｋ　Ｈｏｍｅ」という目標を
掲げて練習に励んでいたそうです。

父親のジョンさんは、三島由紀夫の作品や
「宮本武蔵」を読み、剣道の師範養成コースに参加して
日本へやってきました。

その後、英会話を学びに来ていた今の奥さんと結婚し、
日本永住を決意。

3人の子供をもうけて、語学教師をしながら
立派に育てあげました。

因みに、ジョンさんの伯父さんは、戦争で日本軍と戦ったそうです。


かつては敵として戦った日本・・・


でも、日本に憧れ日本で骨を埋める覚悟で来日した
ディーン選手の父。

彼には絶対にメダルを取らなければならない
誰よりも強い思いがあるんですね。

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